ネットショップの運営効率化施策とは|ECサイト構築

ネットショップの運営効率化施策とは|ECサイト構築

ネットショップを運営している方にお話を伺うと、売上を増加させる施策がなかなか出来ないという声を聞きます。
実際に行っている作業とその時間を聞くと、十数分で終わる作業に数時間かかってしまっているケースも多々見られます。
今回は、ネットショップ運営においての業務効率化に関していくつかポイントをお伝えしていきます。

ネットショップ運営が大変になる原因

ネットショップ運営は大変と言いますが、それはおそらく、多くの人が煩雑な作業に追われているからです。
ネットショップ運営には多くの作業があり、その全てを完璧にこなすことはとても困難です。
すべてを同時並行で行おうとすると、どこかの作業、もしくは全体の作業の質が必ず下がってしまいます。



ネットショップ運営のどの作業が大変かを見極める

ネットショップの運営を大変だと感じている方は、まず重要な業務と単純な業務を区別して、日々の業務を見直すことから始めましょう。

単純な業務はできるだけ効率化し、できるだけ手間をかけずに最小限の時間で行えるように改善します。

1.ネットショップの商品管理

商品管理は、まさに単純な業務です。
頭を使う部分と言えば、仕入れの数量や商品の価格設定、説明文作成ぐらいのものです。
単純な業務を一元化すれば時間短縮ができます。

写真のアップロードや商品登録・情報変更などは同じ業者を使ったり、システム同士を連動させたりすると、他の業務に時間をかけることができるようになります。

2.顧客のフォロー

顧客のフォローも単純な業務です。
ステップメールの仕組みを使うことで、すべて自動化することができます。
最初に、お礼メールから販促メールまでの一連のメールを作っておけば、後は自動でメールを送信してくれます。
この機能は新商品や新企画のお知らせとしても活用できるますで便利です。

業務を効率化すれば「大変さ」の質が変わる

業務が効率化できれば、事務作業の大変さは軽減されていきます。
時間に余裕ができれば、宣伝方法や顧客分析、リピーター増加の施策などに時間をかけられます。
このようになるとネットショップの運営が楽しくなっていきます。
ネットショップの運営を楽しくしていくためにも、日々の運営作業を効率化しましょう。

ネットショップ運営のカギは業務の効率化

パソコン
業務の効率化のために有効な手段はシステムを一元化することです。
いろんな会社のサービスをバラバラに併用すると、効率化はなかなか困難です。
後でシステムをまとめようとしても苦労することにもなります。
できれば同じ会社のシステムを一括して管理するのが理想です。

ネットショップの運営効率化施策とは

ネットショップの運営効率化施策とはカート会社が蓄積したデータをもとに運営効率化に役立つものをシステム化させた機能のことをいいます。

多くのカート会社が運営し蓄積された膨大なマーケティングデータをもとに、ネットショップを運営効率化させる機能を開発しています。
ただし、カート会社によってばらつきがあるため、ここでは高機能ショッピングカートASP「ショップサーブ」を例にとって調べてみたいと思います。
ショップサーブは、創業20年の、初心者の方から経験者、個人事業主様から大規模な店舗様まで導入実績が11,590店舗と幅広く対応しているから、蓄積データも豊富ですので今回は選んでみました。



ネットショップの運営効率化施策のやり方

では、ショップサーブのネットショップの運営効率化施策のための基本機能を見ていきましょう。

1.受注管理

日々の受注業務[受注]→[入金]→[発送連絡]などの手配状況が、アイコンで一元管理できる受注台帳は作業漏れを防ぎながら、スムーズなお客様対応ができます。
受注台帳は3万人登録できる会員機能と連携しています。

2.顧客管理

ショップサーブの顧客台帳は、会員・非会員、最終注文日、購入商品などの条件で顧客を絞り込み、CSVデータとしてダウンロードできます。
そのデータを元に、お客様の好みや、年齢、地域別などに分けてそれぞれに合ったメルマガ配信などができます。

3.商品管理

商品は「商品台帳」で一元管理します。
登録した商品も後から自由に修正することができます。
一覧表示された商品の価格などの商品情報を修正すれば、お店ページ内の商品情報も自動的に更新されるので1ページずつ書き換える必要がありません。

4.画像管理

ショップサーブの画像台帳を使えば、管理画面からWEB上に直接画像をアップできるので、カンタンに登録・管理できます。

5.在庫管理

在庫切れ通知に設定した個数まで減ると、「そろそろ在庫がなくなります」というメールが、店舗宛に送信されるので、在庫管理も安心です。
売れ筋の商品が品切れで販売チャンスを逃すことはありません。

6.CSV各種データ一括処理

商品データ、顧客データ、在庫データ、受注データなど、ネットショップを運営する上で大量のデータ管理は避けて通れません。
しかし、CSVファイルを利用することで、管理画面から一括で処理ができ、作業効率が格段にアップします。

7.バリエーション表示

色違い・サイズ違いなどのバリエーションが多い商品も、簡単に管理できるのがバリエーション表示機能です。
商品は最大3項目、2万5000通りものバリエーション設定が可能となります。

8.FTP対応

たくさんの画像データを扱っているショップでも、ファイルのやり取りにFTPを利用すれば、一括アップロードがカンタンに行えます。



9.個別商品設定

商品ごとに送料、ポイント還元率、利用できる決済手段、最低購入数、最大購入数を設定できます。
商品の特性と販売計画に合わせた細かな設定が可能です。

10.商品オプション価格設定

商品ごとにオプション価格を設定することが可能です。
お客様のニーズに合わせた柔軟な注文受付ができます。

11.商品同梱不可設定

家具などの大型商品やガラスなどの壊れやすい商品、クール便発送の商品など、他の商品と同梱できない商品を同梱不可として設定できます。
店舗での受注処理がスムーズになります。

12.税抜・非課税対応

商品を登録する際に「税込」か「税抜」かを選べて、計算の手間が省けるので運営効率が向上します。
非課税商品に「非課税」と表示することもできます。

13.ブラックリスト機能

不正注文者やクレーマーのような注意を払いたいお客様を受注台帳で一発で判別します。
特に一日の受注数が多い店舗さんは1件1件確認する手間が省けるので業務効率の改善につながります。

14.自動配信メール

お客様の注文直後にお客様とお店に自動送信される注文確認メールや、入金確認後に送信する入金連絡メール、商品の発送をお知らせする発送連絡メールなど、タイムリーに顧客対応ができる「各種メール送付機能」です。
各種メール用にテンプレート(文章の雛型)があるので、文章が苦手でも大丈夫です。
一度作成しておけば、あとはショップサーブが注文内容を書き直して送信してくれます。

15.電子領収書

受注データを自動反映させた、電子領収書が受注台帳からボタンひとつで発行できる機能です。
書面での領収書に比べて、電子領収書を発行することにより様々なメリットがあります。

メリット1 領収書印刷の手間がなくなる

書面での発行だと印刷する工数が発生しますが、電子領収書ではURLを発行するだけなので印刷の手間自体がなくなります。

メリット2 紙資源の無駄がなくなる

書面での発行だと領収書を発行する分だけ紙資源が必要になりますが、電子領収書ではオンライン上で購入者様に確認していただけるので、紙資源のコストをカットできます。

メリット3 印紙税の負担をなくす

書面の領収書だと印紙税が発生する場合がありますが、電子領収書なら印紙税は非課税になります。

メリット4 購入者様の利便性の向上

電子領収書では期限内であれば購入者様がURLにアクセスするだけで領収書を確認することができるので利便性が向上いたします。

16.各種書類印刷・送り状対応

お店のロゴや情報を掲載した請求書・納品書・領収書・注文詳細書を印刷できます。
購入者名や商品名なども自動挿入できるので、簡単に本格的な印刷書類が作成できます。

17.担当別ログイン権限

管理画面は、購入者の情報など全ての情報が集約さているので、お店運営において、非常に重要な役割を果たします。
担当別ログイン権限機能では、お店運営における役割に応じて、サービス管理画面での権限を管理できますので、複数の方で作業をされる場合に役立ちます。
たとえば、外部業者に制作委託する際に個人情報漏えいを防ぐことや、なりすまし、データ改ざん等を防止できるため、より安全安心にお店 運営することができます。

18.多店舗運営ツール

ほとんどの多店舗管理ツールに標準対応しています。
「注文」「商品」「在庫」など、モール店と自社サイトのデータを一元管理できます。

ネクストエンジン
クロスモール
通販する蔵
らくらく在庫
zaiko Robot
Robot-in
item Robot
速販
速販コネクト
速販C2
ECステーション
特攻店長
NOMOSHOP(ノモショップ)
マイティ通信販売
店舗アップ♪
通販天国
助ネコ
ごくーシステム

これらの「多店舗管理ツール」に標準対応しているので、各ショップのデータを相互変換することができ、スムーズに複数ショップを運営できます。

19.ショップサーブ連携CRMツール

1.EC通販専用CRM「うちでのこづち」

自社EC・通販の既存顧客を活性化しリピート売上を上げ続けたい企業様へ

2.LTV-lab

通販LTV を最大化!「売れる法則」を見つけ出すためのCRM

3.カスタマーリングス

通販担当の業務を単純作業からクリエイティブな付加価値業務へシフト

4.Re:lation(リレーション)

ひとりひとりのお客様と向き合えるコミュニケーションプラットホーム

以上を見てきた通り、これがショップサーブに標準搭載されたネットショップの運営効率化機能の中身になります。
どれも個別に対応していると結構な手間がかかります。
それをひとつのシステムで運営を楽にしてくれるのはとても良いシステムだと思います。




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ネットショップの運営効率化施策のまとめ

ネットショップの運営効率化機能はカート会社それぞれに多彩な機能があります。
売上げを保証すものではありませんが、ショッピングサイト内で手間をかけずにネットショップの運営効率化の施策をすぐにトライできるのは販売担当者にとってはすごくうれしい機能です。
それをひとつの高機能ショッピングカートシステム内ですべてできてしまうのはとても便利になったと思います。

これとは別に集客施策や売上アップ施策、ポイント施策もひとつのシステムで出来るので、これらも合わせて使えばすごい運営効率化になります。

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