最近は外からの騒音問題が多くなったり、集合住宅のために自分の家から出る生活音が騒音になっていないか気にされている方や、YouTubeの撮影で大きな声を上げるので近所迷惑になっていないか心配のYouTuberの方も多いようです。
そんな背景もあってか、防音ガラス(遮音ガラス)は、音楽教室やカラオケルームで使われているだけでなく、最近は自宅やオフィスに取り付ける方が増えているようです。
ここでは、その防音ガラス(遮音ガラス)の仕組みやメリットやデメリットについて説明していきたいと思います。
防音ガラス(遮音ガラス)とは
防音ガラスとは、合わせガラスに防音効果がある特殊中間膜を挟みこんだガラスや、2枚以上の複層ガラスで防音効果が高いガラスのことで、ガラスは音に弱いという今までの常識をくつがえすガラスです。
防音ガラスの仕組みは騒音の振動を熱に換え、音の波を消滅させる原理を用いています。
ガラスは音を伝えやすいので、窓ガラスの防音対策は音域全体を高度な遮音性能でカバーし、大きな効果が期待されます。
さらに、防音サッシと併用することで効果を上げることができます。
楽器演奏や子どもの声などが室内から漏れるなどの心配の必要はなくなります。
防音ガラス(遮音ガラス)の種類
合わせガラス
合わせガラスは、防音ガラスの中で一番多く使用され、2枚のガラスの間に特殊中間膜が挟み込まれています。
合わせガラスのメリットは、窓に取り付けやすいということで、面倒な作業がいらずに取り付けられます。
ペアガラス
ペアガラスは、2枚のガラスの中間層に空気やアルゴンガスなどが入ったガラスのことで、防音効果が高く、外部からの熱を遮断する断熱の効果もあります。
断熱性が高いことで、夏は日差しからの温度上昇を防ぎ、冷房効果を高め、冬は暖房の熱が逃がしません。
難点は、窓ガラスを交換する時にサッシも換えなければならない場合もあります。
二重サッシ
二重サッシの防音も効果的で、二重サッシタイプは1つの窓に、外窓と内窓の2箇所にサッシが取り付けられます。
防音効果だけでなく、断熱効果や結露防止効果もあり、1年を通じて快適に過ごせるようにしてくれます。
難点は、窓を開ける時に2つの窓を同時に開けなければならないという部分です。
防音ガラス(遮音ガラス)のメリット
防音ガラスのメリットは、過ごしやすい生活環境にしてくれるという部分です。
家にいると、外からさまざまな雑音が伝わり、仕事や勉強をしていると気にしてしまうことも多くなります。
このような時には防音ガラスが役に立ちます。
外からのさまざまな雑音を遮断するので、音のストレスを感じないですむようになります。
防音ガラスはお店や自宅で楽器演奏する場合にも有効で、内側から生じる音も言うに及ばず遮断できます。
近隣のクレーム対策に防音ガラスは効果を発揮します。
防音ガラス(遮音ガラス)のデメリット
今まで見てきたように、防音ガラスはメリットがたくさんありますが、当然ですがデメリットもあります。
引き戸は要注意
防音ガラスは、窓の種類によって防音効果が期待できない場合があり、特に引き戸の場合は要注意となります。
引き戸はすき間ができやすいため、その部分から音漏れしやすいのです。
その場合には、いったんリフォームをして防音対策を実施する必要がでてきます。
掃除がしづらい
防音ガラスのデメリットには、構造的に掃除がしづらいことがあげられ、窓が2~3重になってるので、外側と内側の両方を掃除しなければならないのです。
特に内側は掃除がしづらく、目が届きにくいこともあり些細な汚れを見逃しがちになります。
換気がしにくい
これは二重サッシタイプの話ですが、このタイプのデメリットとして、換気がしにくいことがあげられます。
外窓と内窓の2箇所にサッシがあるために、窓の開け閉めが面倒になり、空気を入れたいときには、意外と不便に思うことが多くなるかもしれません。
費用が高額になることも
防音ガラスは、一般的な透明ガラスに比べて費用が高額になる傾向があり、断熱性に優れたタイプの防音ガラスの場合150,000円くらいの費用になることもあります。
人気の防音ガラス(遮音ガラス)のメリット
防犯・防火に効果
防音ガラスは複数枚のガラスで作られていて、強度も高いので防犯上の効果も期待できます。
また強度の高さから、火災でも割れにくいことが特徴になっていて、火が燃え移ることを防ぐ効果も見込めます。
UVカット
最新の防音ガラスには紫外線をカットできる素材もあり、UVカットアイテムとして活用できるため、女性には嬉しい要素です。
取り付けを業者にまかせるメリット
防音ガラスの取り付けを業者にまかせる最大のメリットは安全性と正確性です。
防犯ガラスは何重にも重ねてあるので重みがあり、通常のガラスを取り付けるのとは違い手間と時間もかかります。
ガラスはちょっとのことでヒビが入ったり割れたりしてしまい、改めて買いなおすことになったら目も当てられません。
また、それによりケガをしたら最悪です。
また防音ガラスや防音サッシの工事では正確性が必要になります。
もし隙間が少しでも空いてしまったら、防音効果が格段に落ちてしまうからです。
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まとめ
いかがでしたか?
防音ガラスは音を防ぐだけではなく、防犯性能や防火性能も備えたガラスです。
もちろん騒音対策にも有効です。
家庭の環境や仕事環境でストレスを軽減する要因になるかもしれません。
すぐにでも対策をしたい方や、すこしでも気になる方は、防音ガラスの取り付けを考えてみてはいかがでしょうか?